アメリカ横断旅行記(11)首都・ワシントンDC |
フィラデルフィアから3時間半くらいで、ワシントンDCのバスディーポに着く。
かつてアメリカを旅したビクトリアのYさんに「ワシントンのバスディーポのへん、めっちゃ怖かったで」という情報を聞きビクビクしてたんだけど、バスディーポは中心部に近いユニオンステーションに移転してて、杞憂に終わった。良かった〜
建物が立派なのはいいけど、駅からホステルまで歩く道にはびっくりするほど何もない!
飲食店どころか、店そのものがない!
無味乾燥っつーか、一体どうなってるんだここは…おれあこんな街には住めないね。なんぼ建物が立派でも、食の乏しい街はダメ。
韓国人はいたけど、日本人は全然いない。
ホステルから晩飯を求めて外へ。
歩けども歩けども全っ然店がない! あってもちょっと高そうなパブとかバーとか。
ファストフードもカフェもない!
ちゅーわけで、ワシントンまで来て日清食品様にお世話になることに。
侘しい。何の盛り上がりもなく、たまってた洗濯をしてから就寝。
11月4日、日曜日の朝。
あー無料の朝食の時間寝過ごしちゃった〜って下りてみたら、サマータイムが終わって1時間戻ってるせいでセーフ! なんか得した気分。
ここはひとつミーハーに、テレビや映画で見たDCの名所の数々を見に街へ出よう。
しっかし…色気もへったくれもない街並みだ。
そしてこれ!
宇宙から侵略者が来る度に破壊される、ホワイトハウス!
ここにオバマさんいるのか〜すごいなあ。
おお〜まさにホワイトハウス。
そう言えばこの数日後には大統領選挙だ。ハリケーンといい選挙といい、とんでもない時期にアメリカに来てしまった気がする。
ホワイトハウスの対角線には、ワシントン記念塔。
石造りなのに169.2mもあって、目の前で見るとかなりデカい。緑の丘の上に聳え立つ塔の風景は、なんだかダリの絵みたいにシュールレアリスティック。
ふと東を見れば、ニュースなどでおなじみの連邦議会の議事堂。
この街は文字通りアメリカ政治の中枢なのだ。
西を見ればリンカーン記念館。フォレストガンプ。
スミソニアンを中心にしたとてつもない規模の博物館群は、ちゃんと見るのは時間的に厳しそうなので残念ながらパス。
リンカーン記念館に行く途中には、第二次世界大戦のメモリアルがある。
こういうのを読むと、僕らの国はアメリカのまぎれもない「敵国」だったんだなあと今さらながら思う。
良い悪いは別として、アメリカは過去の戦争について、首都のど真ん中でこういう形で総括しようとしている。勝ったからできるんだよ、という意見もあるかと思うけど、アメリカは自分たちのしてきたことに対しての意識は高いし、少なくとも「空気」のせいにしたりはしない。
日本も戦後のもっと早い段階できちんと総括すべきだったんじゃないかと思うけど、あまりにひどい負け方をして、「あのことにはもう触れたくない」ってのがあったのかな、やっぱり。
澄んだ水をたたえたリフレクティングプール。
ここで巨大なリンカーン像に会えます!
かっこいいな、リンカーン。
とりあえず今日はここまで。
次回はワシントンDCを出て、アムトラックでシカゴへ向かおう。
曲は、ワシントンDCだからアメリカ国歌にでもしておくか。
つづく
にほんブログ村