アメリカ横断旅行記(20)ハート オブ テキサス |
11月12日。
ダラスは快晴。カラッと爽やかな空気だ。
ダラスはヒューストンより、西部テキサスを感じさせるものが多い。テキサス魂の中心はこっちなのかも。
別の国だったという歴史的背景から、「テキサスはテキサス」という独立心と愛国(?)心が極めて強いのがテキサス人らしい。確かに、ダラスでは星条旗よりこのローンスターの方をよく見かける。
一見、ごく普通のこのビル、実はアメリカ史上の大事件の現場となったビルだ。
なんでしょう?
ダラスで事件と言えば…、そう、J.F.ケネディ暗殺。
1963年11月22日、遊説のためダラスを訪れた彼は、リムジンでのパレード中に何者かが放った凶弾に倒れた。
その銃弾が発射されたのがこのビルの6階で、現在は「6thフロア」として公開されている。
犯人は一応リー・ハーベイ・オズワルドということになったが、彼も刑務所に移送される途中で別の男に射殺されてしまい、いまだ真相は闇の中だ。
テキサスはばりばりの共和党ホーム(何しろ、あのジョージ・ブッシュを出した土地だ)なので、アイルランド系カトリックのケネディがあんなことになったのも、そういう筋が絡んでいるのだろう。
そう言えば、この数年後にキング牧師も暗殺されている。アメリカが揺れる、激動の60年代だ。ベトナム戦争、公民権運動、アポロ計画、ウッドストック…。
ダラスの街は古いものと新しいものが混在していて、歩いてみると意外に面白い。
ヒューストンよりよっぽど…(もういいか)
北米のバーベキューソースって日本のとはちょっと違ってて、独特のおいしさがある。お土産に買って帰れば良かったなあ。
この日はちょうどベテランズデーという復員兵士や終戦を記念する日で、大通りでパレードが行われていた。
アメリカに一番憧れているのは、当のアメリカ人たちなのかも知れない。
ぼけーっとパレード見てたらバスに乗り遅れてしまうので、急いでバスディーポへ。
いつもギリギリ。
次の目的地はフォートワースだ。
ダラスとフォートワースは「ツインシティーズ」と呼ばれ、グレイハウンドで40分弱で着く。
まだまだテキサス州。
フォートワースには、ストックヤードというカウボーイの町が残っていて、そこへは路線バスで15分ほど。バスディーポで大きい荷物を預けられるか聞いたら「1時間2ドルならいいけど」って。高いわ!
で、荷物は預けず持って行くことに(これが後で素敵な出会いのきっかけになる)。
路線バスでぶらり、ストックヤードに到着!
結構長くなってしまったので、今日はここまで。
前回予告した素敵な出会いは、次回に回そう(ジラすなあ)。
曲はもちろんカントリーロックで行こう。オザークマウンテンデアデヴィルズで、Country Girl…
つづく
にほんブログ村