姫路・網干を歩く(1)激レトロな旧網干銀行 |
実際のところこのブログはカナダやアメリカの記事へのアクセスが多く、そっちの記事を期待されている方もいらっしゃることとは思うけど、そんなの関係なく、またじじむさ町歩きで行っちゃうもんね。
まあ、カテゴリ別に楽しんでいただければ…。
さて。
今回は貴重な休みを使って、またまた播州へと行って来た。
昼まで寝ちゃったので、南京町の春節祭でも行くかなーとも思ったけれど、「普段過ごしているのとは別の土地に行きたい」という旅心をなだめすかすため、やっぱり西へ向かうことに。
そして今は、こんな素敵なきっぷがある!
普通に行くより安いのはもちろん、「どこで下りてもいい」というのが僕にとっては大事なポイント。
要は可能性の問題なんですよ、みなさん。
山陽電車の直通特急姫路行きに乗り、飾磨で網干行きに乗り換え。
トータル1時間くらいで終点の網干だ。
駅前はなんとも寂しい雰囲気。
歩いていると、ぽつぽつ歴史的な建築物が現れる。
うん、これはなかなか良さそうだぞ。
道なりに進んでいるうちに、本日のメインがいきなり見えてくる。
うわー、あれか! 高鳴る鼓動。
橋のたもとにある立地そのままに、橋本町というらしい。
その橋を渡ると…
これ!
とても21世紀とは思えない。僕の好みドストライク、感涙の激レトロだ。
この建物は旧網干銀行のもので、大正期に建てられたという。
現在は衣料品店になっている。
大正期のモダアーンな日本。そのあとに昭和恐慌と大戦争という暗い時代が控えているだけに、余計にはかなく切ない。旧網干銀行も、その好景気に沸く時代に現れ、その後の恐慌の波にのまれて消えていったのかも知れない。
今は建物だけがその歴史を知っている。
商店街のアーケードもボロボロ。
旧網干銀行、加古川の多木浜洋館に負けないヒットだったなあ。播磨恐るべし。
商店街を南へ行けば古い町並みのはずだけど、後回しにしてまずは西にある「あぼしまち交流館」へと歩く。
途中に船溜まりがあった。なんとなく昔の雰囲気が想像できる。
揖保川の土手近くにあるあぼしまち交流館。
文化や農水産物、産業まで網干の色んな情報発信の場として作られたものらしい。
これがなかなか立派なイラストマップ。
さあ、この地図で網干の核心部に入っていこう。
…というところで、続きは次回。
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