姫路・網干を歩く(5)姫路おでんに夜は更けて |
軍師官兵衛電車に乗って、山陽姫路駅に到着。
街は夕暮れ。
晩飯の時間には早いので、ちょっと街をぶらぶらしてみよう。
前に来たのは確か、姫路城の改修工事前の見納めのためだったと思う。
今ではすっぽりカバーの中の白鷺城。
駅ビルと一体化した山陽百貨店。
このほか姫路にはヤマトヤシキというローカルデパートがある。
中心アーケード、みゆき通り商店街。
姫路の街はかなり大きくて、中四国なら県庁所在地クラスの都会(という言葉は正直似合わないけど)だと思う。繁華街では岡山や高松とほぼ互角かなという雰囲気。
二階町もさり気なく官兵衛をアピール…
姫路に来て姫路城を完全スルーするというのも申し訳が立たない(?)ので、とりあえず接近。
大河ドラマで観光客をどっさり呼べる一大チャンス!という時に、最大のウリである姫路城が改修中というタイミングの悪さ。姫路の観光協会は地団駄を踏む思いだったであろう…。2014年夏にはカバーが解体され大天守が姿を見せるそうなので、もうちょっとの辛抱だ。
今回使った「ひめじの官兵衛1dayパス」に付いてるチケットで入場可能な大河ドラマ館。
網干で遊びすぎたせいで開館時間内に間に合わず。
大河ドラマ館は来年1月まで開いてるみたいなので、また別の機会に来れたら来よう。
それなりにいい時間になってきたから、街中に戻って晩飯を食べよう。
それにしてもこの感じ、岡山の桃太郎大通りと似ているなあ。
風景に限らず、岡山と姫路はよく似ている。城下町で古い文化が豊かなところも、方言がドギツくてヤンキーが多いところも(…すみません)。
JR姫路駅方面へ。
駅ビルが知らん間に、こんなわけの分からんことになっていた。
京都駅の革新的な造りは、あれはあれで京都らしくていいなあと思ったけど、姫路駅でこりゃあ、なんどいや!(播州弁)
まあいいや。ヨソモノが口を出すことでもない。
さて。
晩飯を求めて商店街をうろうろしてから、「姫路おでん」ののぼりが立つ居酒屋へ。
長いカウンターとテーブル席のある店内では、おばちゃんたちがてきぱきと働いている。僕は奥のテーブル席に着いて、灘菊の冷たいのと、おでんをいくつか注文した。
僕はお酒があまり飲める方ではないのだけれど、こういう店ではやっぱり頼まないわけにはいかない。まあなんというか、礼儀の問題だ。
それに、誰も知り合いのいない別の街で、おでんをアテに日本酒を呑むというのもなかなか悪くない。
薄味のおでんに生姜醤油をかけるのが姫路スタイル。
食べてみると、どうしてこれが他の街で一般化しなかったのか不思議なくらい、しっくりくる味だ。
団体が来たので席を移動したら、店のおばちゃんが粕汁をサービスしてくれた。
ラストオーダーの時間が終わったので店を出て、酔い覚ましに街をぶらぶら。
歩いているうちにお菊神社(!)に到達。
怪談・播州皿屋敷の、あのお菊だ。引き返す!
商店街を歩いていると、喫茶店のメニューにアーモンドトーストと書いてあったので即入店。
アーモンドトーストといえば、姫路ではたいへんポピュラーなご当地グルメだ。あれば食べてみずには終われない、ご当地グルメマニアの面倒くささよ。
いやー、古き良き商店街の喫茶店。
とりあえずブレンドコーヒーとアーモンドトーストを注文。
香ばしいアーモンドバターが塗られた分厚いトースト、なかなかおいしい。
彼らのタバコで店内がもくもくし始めたので店を出て、山陽電車の駅に戻った。
てなところで、姫路・網干のプチトリップは終了。
2月にしては暖かい一日で、ぶらぶら歩きにぴったりだった。
まだまだ見たいものがある播磨エリア、今後もちょくちょく訪れたいところだ。
おわり
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