沖縄を旅する(8)海中道路ドライブ、島唄の夜 |
中城城跡から、海中道路へ。
みんな宜野湾の花火に行っているのか、車はあまり多くない。
そう言えば、レンタカー会社の人に「大きい花火大会なんですか?」と聞くと、「いやあ、沖縄にしては大きいというか…」みたいな自虐的な言い方をしていたけれど、宜野湾の打ち上げ数が1万発で、みなとこうべ海上花火大会も1万発だから、内地の基準でもじゅうぶんデカい花火だ。
沖縄の人はよくそういう自虐的な言い方をするけれど、もっと自信を持ってください。素晴らしい土地なんだから。
のんびりと走っているうちに、ついに海中道路へ。
入った途端「おお〜」と歓声。はっきり言って、そんなにものすごく劇的な風景というわけではないけれど、両サイドに青い海が見えるのは沖縄らしくて、やっぱり気分が盛り上がる。
『イージュー★ライダー』やら『島人ぬ宝』やら『日曜日よりの使者』やら。
『日曜日よりの使者』はもちろん、このブログタイトルの元ネタになっているハイロウズの曲だ。
いつ聞いても、いい歌だ。
流れ星が たどり着いたのは
悲しみが沈む 西の空
そして東から 昇ってくるものを
迎えに行くんだろ 日曜日よりの使者
このまま どこか遠く 連れてってくれないか
君は 君こそは 日曜日よりの使者
途中にある海の駅あやはし館で休憩。
南国ムード満点の景色。
春休みなんかだとこういうところは学生やら家族連れやらで大変な騒ぎになるんだろうから、この時期で本当に良かったと思う。旅先で遭遇する大学生の団体ほど、僕をうんざりさせるものはない。自分だってまあ、何年か前までそういう身分だったんだけどね。
おやつに食べた、沖縄名物ブルーシールのアイスクリーム。
これがまたすごくおいしくて、僕も岡モスもすっかりハマってしまった。
北欧安雑貨やらシカゴのポップコーンやらが日本進出するくらいなら、ブルーシールを内地に出店してくれよと僕は声を大にして言いたい。後日沖縄の友人にそのことを言うと、「珍しいからそう思うんじゃないですか? サーティーワンの方がおいしいですよ」とクールに言い返された。ふん、普段から食べ慣れてる人間には僕らの気持ちなんかわからんのだ。
海の駅から、海中道路に連なる一番先の伊計島へ。
ここは「るるぶ」にも美しいビーチとして出ていたところだ。
どうやら入場料が要るらしい。まあいいか。
…って、あれ!?
「あー、もう5時で閉めますんで」
係の人ははるばるやって来た僕らを無慈悲に閉め出し、こともなげにシャッターを下ろして行く。苦笑しながらも、まあ仕方がないと諦めるしかない。
現実はそんなもんだ。
苦し紛れにフェンスの上からビーチを覗く。
うーん、良さそうなビーチじゃないか!
ところで、レンタカーを夜7時までに那覇で返さなくてはならない。
現在5時過ぎ。
そろそろ帰路についた方が良さそうだ。電車と違って車には不確定な要素がつきものだ。
ということでなんとなく釈然としないまま伊計ビーチをあとにして、岡モスの運転で那覇に向かう。
あとはまた、ゴキゲンに音楽を流しながら。
なぜか那覇インターでなく、かなり手前の西原インターで下りろと言うので「まあ、一応ナビが言ってるんだしな」と従うと、出口付近で大渋滞。ゆる〜く無秩序にどんどん合流しちゃうから、なんかぐちゃぐちゃになってるし、ほとんど進まない。これには結構いらいらさせられた。
ガソリンを入れて(スタンドの兄ちゃんが途中で見送りを放棄してびっくりしたけど)、那覇のレンタカー会社に着いたのは7時20分くらいで、30分以内だからか沖縄の人がおおらかだからか知らないけれど、何の超過料金もなかった。
ともあれ、事故も大きなトラブルもなく無事に戻ることができた。琉球の神々よありがとう。
晩は沖縄らしく、国際通りの「とぅばらーま」というお店で島唄を聞きながら 沖縄料理を食べることに。
種類がいっぱいあって迷ったけど、2人とも同志社人なので(?)八重なんとかというのを注文。
僕らはどちらもあまり酒に強くないので(沖縄では生きられないな)、たっぷり割れるだけの水があってありがたかった。こういうのはちびちびがいいんだよ(by中尾彬)。
沖縄の魚の定番・グルクンの唐揚げ。衣はさっくり、身はほっくりしていておいしい!
さて肝心の島唄ライブ。
民謡に加え、有名な沖縄のポップス(ブームとかビギンとか)も歌ってくれて、かなり楽しめた。8時と9時と2回も見ちゃった。それにしても歌っていた女の人、歌ももちろんうまいけど、美人だったなあ。
つづく
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