(雑記2014)8月15日 夏は終わりぬ |
以前の雑記でも書いた通り、今日で夏は終わりだ。
誰が何と言おうと、夏はもう終わりと言ったら、終わりなのだ。
みなさん、いい夏は過ごせましたか?
と言っても、最近どうも天気がどんよりしていて、いまひとつ晩夏の気分が盛り上がらないけど。
一年で一番、死者の気配を濃厚に感じる日だ。
去年も同じようなことを雑記に書いたけれど、この日は特に、僕は僕の身の回りの死者たちのことを思い出す。かつてその人々から受け取った言葉や、視線や、そこに含まれた思いのようなもの。
そういったものは時間が経っても、リアリティを失うことなく、僕の心をふるわせることができる。
死者たちは今も、存在するのとは別の仕方で、僕のすぐとなりに存在している。
そう考えると、死というものはそれほど恐ろしいことではないような気もしてくる。
生き残った人間は彼らを弔い、その先も可能な限り、きちんと生きていかなくてはならない。そしていつまでも、かつて彼らが生きていたということを記憶しておかなくてはならない。
ただそれだけが、生き残った僕らにできることだからだ。
おわり