上海・蘇州の旅(7) お洒落タウン、新天地 |
「史上最強のディープ」とは言ったものの、実は後日訪れる蘇州で、さらに上をいくディープな町並みに分け入ることになる。けどまあ、その話はまた今度。
さて。
新天地へは、老西門駅から地下鉄10号船に乗って、3元1駅。
駅にきれいなモールが直結していて、南市とはえらい違いだ。確かにディープな町並みも面白いんだけど、やっぱりこういうところは安心感がある。そしてこういうところはたいていトイレもきれいなので、ついでにぶりぶり用も足しておいた(すみません)。
通り沿いには、バンクーバーみたいな感じで高そうなコンドミニアムが林立している。上海セレブが住んでいるのかな?
新天地は、フランス租界時代の1920〜30年代に建てられたタウンハウスを再開発し、2000年ごろオープンしたエリア。香港資本が開発したそうで、確かに香港らしくセンスがいい。
まだ10時過ぎだったので、あまりお店も開いていない。人もまばらで、町並みはきれいだがちょっと持て余してしまう。
欧米人の姿も多く見た。
彼らにとっては、新天地はほかのケイオティックな中国的喧騒を逃れられるオアシスでもあるのだろう。道もきれいだし。
意外と入り組んでいるので、うろうろ路地を散歩するのも楽しい。
良さそうな欧米系レストランも多く、長期滞在で中華料理に飽きたら、このあたりで店を探すのもいいかも知れない。
素敵な路地。映画のロケにでも使われそうだ。
おや、こんなところにウルフギャングのお店。
近年日本の大都市にも進出しているけど、上海にまで進出していたのか。うまいことやっとるな〜、このおっちゃん。
香港のハイブランド、上海灘(シャンハイ タン)の路面店。
左に写っているのは、おなじみスターバックス。
実は上海のスタバは割高で、ラテのトールで27元(日本円で500円以上)になる。この日の朝食べた小籠包12個入りが22元だったことを考えても、これはちょっと高すぎるんじゃないかと思う。アメリカより高いもんなあ。
昼ごはんにはちょっと早いし、男一人で新天地にいても特にすることもないのでまた移動しよう。
太倉路から西へ行って、重慶南路を南へ。
新天地の地味バージョンみたいな感じの再開発がもうひとつあって、こちらは思南公館という地区。
同様にフランス租界時代の建物を利用し色々なお店が入っている。
隣接してレジデンスエリアみたいなのもあり、ここもセレブリティが住んでいそうな感じだ。さっきまでいた南市とはまるで違う世界。
路地とハーゲンダッツ。
ハーゲンダッツは上海で人気があるようで、店舗をかなり見かけた。上海人はアイスクリームが好きなんだろうか?
こ、こんなところに…。
上海にもオタクはいるようだ。僕はこの手の文化にあまり共感できないので、こういうのが「日本文化の代表」みたいに海外で扱われることには、ちょっと違和感がある。まあ、それによって日本が好きな人が増えるのなら文句は言えないけど。
思南公館のエントランスみたいなところ。この時間は寂しい感じだけど、午後になればもっと混み合うと思う。
周恩来が住んでいたという、周公館。
昔から高級住宅街だったらしい。ニューヨークのアッパーイーストサイドみたいな感じかな?
なんだか今回はあっさりした記事になってしまったけど、このくらいで。
次回は田子坊に行きます。